読了後記「いつも無理してるなと思った時に読む本」

書評

心理カウンセラーの神先省吾です。

今日は師匠である根本裕幸氏の新刊 ”「いつも無理してるな」と思った時に読む本” について、ステマ・・・じゃなくって読了後の感想を書いていこうと思います。

この本は師匠の主要顧客である、いわゆる「自立系武闘派女子、しっかり者の長女」に向けて書いた本で「心のメイクを外して、すっぴんで生きていこうぜ!」と言うのがメインのテーマになります。

心のメイクとは、「競争心、期待、強がり、完璧主義、犠牲、アイデンティティ喪失、罪悪感、無価値感、平和主義、理想主義、思考優位」といった幼いころからの心のクセのことを差します。このような心のメイクをした11名の女性を例に、根本師匠がどのように心理分析をして、どういうアプローチで心のメイクをとっていったか、また彼女達がどう変化し成長して言ったかが描かれています。

自分も「ええカッコしい」、「プライドが高い」、「何かができる自分は認められるけどありのままの自分を認められない」、「考えすぎ」と言った傾向があるので、まるで11名の女性が自分のことのように感じながら読み進めていきました。私は長男ということもあり、長女に向けたこの本の内容に余計に共感できたのかもしれません。

先ほど書いたの心のクセは、どれもそれなりに当てはまる所があるのですが、特に「完璧主義」、「罪悪感」、「無価値感」、「理想主義」、「思考優位」の5つは思い当たる節が強いと感じました。

Chaptaer2で、「私はもう限界です。(中略)・・・助けてください。(中略)・・・」といった文を声に出して読むという箇所があるのですが、まぁ読むのに詰まること詰まること(笑)。今まで「肩肘はってがんばることが当たり前」って思ってきた人間からすると、なんか屈辱的な感じがするんですよね。ザワザワするんですよね。「本音で生きられてないんだな。」ということを実感しました。

Chapter3では、心のメイクの落とし方のワークが具体的に書いてあります。私は書き物のワークをやろうとすると思考優位で考えすぎてしまうので、アファメーション系に取り組むことが多いです。ヨガの練習で呼吸法と瞑想をするのですが、その際にアファメーションを組み合わせている感じです。中でもお勧めは、「全然大丈夫じゃない!」アファーメーションです。本文中にも書いてありますが、これは強力なアファメーションでしたね。もう自分が既に頑張っていることに気付き認められるようになるのを感じることができるようになると思います。

Chapter4では、心のメイクをとっていく過程で生じる「不安や恐れ」、「過去の自分を否定する気持ち」とどう向き合っていけば良いか?について書いてあります。最近私は以前に比べ「繊細になった、弱くなった」ような気がしていたこともあり、個人的には、このパートはとても参考になりました。同時に自分の心が少しづつ「すっぴん」に近づけていることにも気付けたように思います。さらに自分の価値・魅力を受け取ることを意識していこうと思いましたね。

Chapter5では、心が「すっぴん」になると、どんな未来が待ち受けているか、について書いてあります。11名の女性が、すっぴんになってどう人生が変わったのか 具体的な事例が示されています。私は、「自分と他人を比べて疲れなくなる」「出会う人のタイプが変化していく」というのは昨年あたりから実感しつつあります。人間関係には、「自分が自分を扱っているように人に扱われる」という法則があるので、無価値感を癒すことは本当に大切だと感じました。「ライフワークを生きる」「直感を信じて生きていける」というのも少しづつですが、お弟子制度も含めて実践していこうと思います。

いかがでしたでしょうか?私にとっては、とても勇気づけられた一冊でした。誰でも少しは当てはまる事例があると思います。「なんかしっくりこないな。」「モヤモヤするな」「本音で生きられてないな」と感じた時には、是非手にとって読んで見てはいかがでしょうか。

https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/34775

では、最後まで読んでいただきありがとうございました。
ナマステ


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